2号機から3号機の時代、一大センセーションを巻き起こした初代『アラジン』を筆頭に、集中役を搭載したいわゆるA‐C機を数多く輩出してきたサミー工業(現・サミー)。
4号機時代に入っても同社は、『スーパーヘビーメタル』シリーズや『アラジンマスター』といったA‐C機をリリースし、引き続き「A‐C機のサミー」をアピールする。
その一方で、4号機市場でのシェア拡大を目指し、『九龍』や『神龍2』といった純然たるAタイプ機もリリース。
そして1996年夏、より幅広いファン層の獲得を狙って、それまでの同社のイメージを一新させるモチーフのAタイプ機を送り出す。
アメリカがもっともキラキラと輝いていた1950年代をテーマにした、その名もずばり『ドバイ カジノ 年齢』である。
当時、増加しつつあった女性客へのアピールだろうか。パネルや絵柄にはポップでカラフルなデザインを採用。従来の同社のマシンの、いい意味で古風なイメージが一掃されているのが大きな特徴。
役構成については先の『九龍』&『神龍2』を踏襲するが、スペックは低設定域が激辛だった2作と比べ大幅に引き上げられており、当時の4号機Aタイプ機としては標準的なレベルへと改善されている。
ゲーム面においては、同社初となるテーブル式リール制御を駆使した多種多彩なリーチ目が最大のセールスポイント。
基本となるのは、ボーナス絵柄の7やBAR、そしてレア小役の「女の子」やリプレイ絵柄の「KISS」が特定ラインに並ぶパターン。とりわけ左リールは「女の子」が重要な役割を担っており、「女の子・7・7」の一直線型は右下がりを除きすべてビッグ確定となった。
それまでのサミー系マシンとは一線を画する、ポップでカラフルなデザインと多彩なリーチ目で話題と注目を集めた『ドバイ カジノ 年齢』。しかし、個人的にはやはり、首都圏某エリアに設置されていた爆裂バージョンが、なんといっても思い出深い。
「コギャルVer.」と名付けられたこの裏モノ、その爆裂性能はポップな見た目からは想像もできないほどに強力至極。
50ゲーム以内のボーナス発生率は6割近くにものぼり、しかもその7割近くがビッグ。さらにいえば、連チャンの過半数が20ゲーム以内というのだから、一撃の破壊力は当時の4号機裏モノの中では屈指のものだった。
連チャン性が凄まじい分、その帳尻合わせも強烈。通常時のリプレイが大幅にカットされており、千円あたりのプレイ数は対ノーマル比で7ゲームのマイナス。不調期の投資スピードも超速だったのである。
しかしながら、そんな短所を補ってもなおあまりある強烈至極な連チャン性能は、自分を含む当時のドバイ カジノ 年齢必勝ガイド編集部内の裏モノフリークたちを大いに魅了。そして、お馴染みの7日間リレー実戦企画「91時間バトル」で対戦することとなった。
舞台となったのは、この手の爆裂裏モノでは定評のあった、K県Y市はT駅前のA店。「客付きはさほどよくはないが、1日に何台かは猛爆する台が必ず潜んでいて、それさえ探り当てればば、もうウッハウハ!!」ということで、参加メンバー一同、鼻息も荒く実戦に挑んだ。
ところが、結果は惨憺たるものだった。最初にデータ取りを行った時とは出玉状況が一変していて、初日から4日目は連戦連敗。自分が担当した5日目でようやく初勝利を収めたものの焼け石に水で、最終的にはトータル12万のマイナスという本企画始まって以来の惨敗となってしまった。
参加メンバー一同、「下心を抱いて近づき手痛いしっぺ返しを喰らうのは、女性もドバイ カジノ 年齢も同じこと」と、強く思い知らされた次第である。
兵庫県尼崎市出身。1992年春にドバイ カジノ 年齢必勝ガイドのライターとなり、以来30年にわたってメディア人の立場から業界の変遷を見つめてきた大ベテラン。ぱちんこ・ドバイ カジノ 年齢の歴史に関しては誰にも負けない博識を持つ。最近ではYouTube動画チャンネル「ぱち馬鹿」のメンバーとして、各種企画の制作や出演、生配信などにも精を出している。ライター稼業のかたわら、ロックバンドのベースプレイヤーとしても活動中。愛猫家。昭和レトロ好き。
Twitter:@anikatsu213